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2学期制と3学期制 メリット・デメリットを知っておこう

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2学期制とは1年間を前期と後期の2つの学期に分けて学習する制度を言います。

多くの場合、前期と後期の区切りに秋休みを設定します。秋休みの日数は夏休みを短縮するなどして設けることが多いようです。

多くのお父さん・お母さん世代は小学生や中学生の時は3学期制が当たり前だったのではないでしょうか?

でも、今は学校や自治体によって2学期制を取り入れ入てる学校も多くあります。

なぜか?

2学期制の目的はずばり授業時間の確保です。

いわゆるゆとり教育で取り入れられた週休2日制によって授業時数が減った結果、学力低下がうたわれました。

学習内容の削減も関連しているとはいえ、やはり学力を定着させるには授業時間の確保が必須です。

苦肉の策ではありますが、3学期制と比較して、単純に始業式や終業式に日が少なくなり、その分を授業時数として設定することができるため年間の授業時間を確保することができるようになります。

学校裁量で決定できるため、それぞれの学校が実情に合わせて取り入れています。

一時的には2学期制を取り入れる学校は増えましたが、想定していた効果が受けられないことにより3学期制に戻す学校も出てきているようです。

2学期制と3学期制の具体的な違いや、メリットとデメリットも知っておきましょう。

目次

2学期制は3学期制と何が違う?

3学期制は1年を3つの学期に区切るのに対し、2学期制は1年を2つの学期に区切ります。

2学期制は3学期制と違う点がいくつかあります。

長期休み

3学期制の場合、1学期が終わると夏休み、2学期が終わると冬休み、3学期が終わると春休み。という風に学期が終わる節目に長期の休みが入りますよね。

2学期制の場合でも夏休み、冬休み、春休みがあります。ただ、それぞれの休みが少しだけ短いことが多いようです。

例えば、夏休みの場合3学期制であれば8月31日まで休みの学校が多いのですが、2学期制の学校の場合は8月24日ころから始まる学校が多いようです。春休み、冬休みも短めのところが多いようです。(学校ごと・自治体ごとに決めるため、休みの日数は入学する学校により異なります。)

2学期制には3学期制にない休みが設けられています。それが「秋休み」です。

1学期が終わる10月頃に1日~3日程度の休みを学期の区切りとして入れる学校が多くなります。

通知表

通知表は学期の終わりに受け取りますので2学期制の場合は10月頃に1学期の成績、3月の学年末に2学期(学年末)の成績を受け取ります。

学校行事

2学期制の場合、運動会が春に行われることが多くなります。

2学期制だと秋に運動会を行うと成績をつけたり、中学校の場合は学期末のテストと重なったりと先生がたの負担が増えてしまうようです。

2学期制のメリットとデメリットは?

授業数確保のために導入された2学期制ですが、導入する学校としない学校があるのは2学期制にメリット・デメリットがあるからです。

2学期制のメリット

主に学校側のメリットが大きいのですが、そのメリットが児童に還元できる点もいくつか挙げられます。

授業の進度にゆとりができる

まずは授業時間が増えるため、各教科での進度にゆとりができます。

そのため、じっくり取り組ませたい単元がある場合はそこに時間をかけることができるようになり、その結果、学びを深めることにつなげることができます。

教師の負担軽減

教師にとって通知表を出す回数が減るため先生の業務量の軽減にもつながります。

特に夏休み前に日頃の授業の準備や振り返り、学習のまとめなどと並行して、通知表の作成を行うことがなくなり時間に余裕ができる分、日々の授業や補充授業に力を入れることができるようになります。

また、夏休みなど比較的時間がある時に、前期分の通知表のまとめを少しずつ取り掛かることができるため、いざ通知表を書くことになっても夏休み後の授業にも支障が少なくなるなど、業務時間の分配の工夫にもつながるようです。

さらに学校によっては、業務にゆとりができた分、7月や12月に学校行事や体験学習を取り入れる学校もあります。

2学期制のデメリット

続いて2学期制のデメリットも確認をしておきます。

子どもの学習の遅れの確認がおそくなる

通知表のもらえる回数が減ったことによるメリットは先にあげましたが、それが同時にデメリットにもなります。

自分の子どもの総合的な成績の状況を年2回しか知ることができません。

3学期制であれば、長期休み前に分かった成績を受けて夏休み中に集中的に勉強するなど、休み明けに向けてテコ入れすることができたのですがそのチャンスを失いかねません。

日頃から我が子の勉強の様子を見て、得意不得意や理解の様子の状況を把握していれば問題ないのですが、なかなかそういった時間を取りずらい現状である場合はフォローをするのが遅くなってしまうというデメリットも。

学校によっては長期休みまでに振り返りやまとめテストなどを行うので、その結果を見て勉強の手助けをする目安を知ることもできますよね。

学校の生活リズムにメリハリがつきにくい

学校のリズムにメリハリがつきにくいことがあげられます。

3学期制では長期休み前に一度区切り、長期休み後に新学期がスタートという形で、長期休みモードから学習に向かう姿勢やリズムを戻しやすい雰囲気になります。しかし、2学期制だと夏休みが明けても前期の続きとなり、10月ごろに区切りとなる前期終了・後期が開始されます。

長期休みで区切りがつないないため気持ちを締めるきっかけがつくりにくい状況になります。

前期と後期の間には数日の秋休みはあるものの、それが後期に向けた気持ちを切り替えるには十分な時間とは言えないことは明確です。

このように1年間の学校のリズム、子どもたちの学習に向かう姿勢やリズムをつけるための雰囲気作りには良い効果が出にくいと言えます。

でもこれは3学期制を体験してきた親世代の感覚とも言えなくはないため、初めから2学期制で取り組む子どもたちにとってみると割と順応しているケースもあると考えられます。

また、進学の様子によっては小学校では2学期制、中学校では3学期制といったズレが生じてくる可能性もあります。の小学校6年間で2学期制に慣れてしまうと、3学期制にすぐに対応できるかどうか不安なところがあります。

2学期制のこれから

2学期制のメリットとデメリットについて紹介をしましたが、実際のところ教育行政を司る教育委員会や文科省も、その効果を詳しく検証していないとまで指摘されています。

導入当初はメリットばかり強調されて、導入・運用してきましたが、当初想定していた効果が挙がっているのかどうか、子どもたちの変容、現場の教師たちの声を拾い切れていない現状があるようです。

2学期制・3学期制を知って子ども達をサポート

小学生のうちはとくに学習面で親のサポートが必須になります。

2学期制・3学期制のメリット・デメリットを知っておけばフォローの仕方も分かってきますよね。

2学期制のデメリットも目立ちはじめたことから3学期制に戻す学校も増えてきたようですが、先生方の負担を減らすことができるというのはとても大きなメリットだと思います。

学校の先生ってとても大変な仕事です。学習面だけでなく生活面も子ども達を成長させるために日々奮闘されています。

放課後、土日がないくらい熱心に指導していだける先生もたくさんいらっしゃいます。

子供の成長を全てを学校にお任せにはできませんよね。

学校での学習・行事のリズムを知って親としてできるサポートをすれば2学期制でも3学期制でもそれぞれのメリットを生かせるのではないでしょうか?

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